【USDJPY】相場分析20200830 戻り売り狙い(日足/週足三角保ち合い下限に注意)

【サマリ】
先週金曜日の安倍首相の辞意表明後大きく下がったドル円。
アベノミクスの終焉で円高に傾くという見方、時期首相もコロナウイルス配下で大きな政策転換ができずに今までの流れが続くという両方の見方があるようですが、テクニカル的には戻り売りが狙える局面ということで、来週の売りのシナリオを解説します。

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>
週足
大きな三角保ち合いの中にあることは変わらず。先週末の下落で三角下限に再び接近してきました。


<中期足>
日足
週足の大きな三角保ち合いの中で、さらに一回り小さい三角保ち合いを形成中。


4時間足
青の5波で3山作って、先週金曜日の首相辞意表明でドーンと落ちてきたところです。
この下落で押し安値(4)も下抜けたことから、シンプルに戻り売りを狙っていきたいところ。
次の波動としてイメージしやすいのは、
1)青の上昇5波が終わって、調整の3波がスタート(青のABC)
2)青の上昇5波が終わって、下落の5波でさらに大きく下落していく形
あたりです。
いずれにせよ日足三角保ち合い下限まで到達したので、一度反発する動きを想定し、そこから戻り売りを狙えることが期待できます。
ただし注意したいのが、現在の価格が日足と週足双方の三角保ち合いの下限付近にあるということ。
戻り売りを狙っても、チャートに示した青のC波のような落ち方はせずに、再び日足の三角保ち合い下限で阻まれる可能性が十分あることから、
・日足三角下限で利確
・さらに落ちれば週足下限で利確
といったように波を刻む形で利確していくのが良いと考えています。