〈昨日の振り返り〉
為替市場はECBでボラティリティが生まれるかと思ってましたが、ボラティリティが生まれず横ばいでした。
米国株式市場は3指数とも上昇して、米国債券市場は売られリスクオンの動きになりました。


〈ファンダメンタルズ〉
昨日ECB政策金利が発表されましたが、0.5%利上げと予想通りでした。クレディスイスの経営不安があったので0.5%利上げはないのではとあったのですが、スイス中央銀行による500億フランの資金供給を行ったので、それを後ろ盾として利上げをしたのかと思います。その後らガルド総裁の会見では次回の利上げは決まっておらずデータ次第という発言を強調してました。今回のECBはあまりボラティリティが生まれず無風通過かと思います。
ニューヨークタイムではアメリカのファーストリパブリック銀行の破綻危機が浮上してましたが、24時前に複数の大手銀行が300億ドル(4兆円)をアメリカのファーストリパブリック銀行に預入で合意しました。参加する銀行はJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、モルガンスタンレー、US版コープ、トゥルイスト・フィナンシャル、PNCファイナンシャル・サービジズ・グループになっております。これによりアメリカ株上昇してリスクオンになりました。


〈今日のトレード戦略〉
先週末に起きたシリコンバレー銀行破綻から始まった銀行破綻騒動も一段落つくと思います。先週からボラティリティが高く損失を出した人も多くいると思いますし、今回の銀行破綻騒動で大きく収益を上げた人もいると思います。その一方で今回の銀行破綻騒動はノーポジだった人もいるかもしれません。私も今回の銀行破綻騒はノーポジでしたが、一番トレンドが生まれるときはアメリカのFRBが政策転換をする時が一番強いトレンドが出る気がしており、その時に入ってしっかり利益を取れればいいと思っております。もちろん他の要因でトレンドは出ることはありますが、FXは2国間の金利差を狙うキャリートレードですし、基軸通貨アメリカドルを操るアメリカFRBの政策転換が一番トレンドが生まれると思います。もし銀行破綻騒動でノーポジで機会損失だと思っている人は、考え方によっては自分の証拠金を危険にさらさずに済んだと喜んでもいいと思います。
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