自称ビットコイン発明者、12億ドルの英国訴訟で法廷侮辱罪に問われる

ビットコインを発明したと主張するオーストラリアのコンピューター科学者が、ツイッター創設者ジャック・ドーシーの決済会社ブロック SQに対して9億1100万ポンド(11億8000万ドル) の訴訟を英国で起こしたことで、金曜日、法廷侮辱罪で訴えられた。

クレイグ・ライト氏は、「サトシ・ナカモト」というペンネームで発表されたビットコインの基礎となる文章の著者であると主張していた。しかし、裁判所は (link)、ライトが2008年の文章を書いたのではないという「圧倒的な証拠」があると判断した。

Crypto Open Patent Allianceは、ライト氏がビットコイン開発者を訴えるのを阻止するために、ライト氏に対して法的措置をとった。ロンドンの高等法院（(link)）での裁判の後、裁判官は5月の判決文の中で、ライトは「広範囲かつ繰り返し」嘘をつき、「大規模に」文書を偽造したと述べた。

裁判官は7月、偽証罪で起訴すべきかどうかを検討するため、 (link) ライトを英国のクラウン検察局に照会した。また、サトシであるという主張に基づいて訴訟を起こすことを禁じる差し止め命令も下した。

ライトはこの判決を不服として控訴しており、控訴できるかどうかの決定はまだ下っていない。彼は2月に証拠を提出した際、 (link)、文書の偽造を否定した。

COPAのジョナサン・ハフ弁護士は金曜日の予備審問で、ライトは今月初めにブロックが最終的に所有するスクエア・アップ・ヨーロッパ社を相手取って訴訟を起こし、差し止め命令に違反していると述べた。

ライトは法的な代理人ではなく、シンガポールからのビデオリンクで審問に出席したとハフは述べた。

「私は軽蔑されているとは思っていません。もし法廷侮辱罪に問われるのであれば、訴訟を修正し、「システム構築の所有権とは無関係」であることを明らかにするつもりだと付け加えた。

ライトが法廷侮辱罪に問われるかどうかの審問は、12月に行なわれる予定である。その間、ライトのブロックに対する訴訟は保留となった。