昨日、東商原油が3Zを超えたため(※標準偏差の3倍。確率としては0.28%しか起こらない)、原油が暴騰する中、果敢に売りにでました。
46,500円で売りに入ったので(8月限)、その分はさすがにプラスだが、その後も売って売って売りまくったので、その後の大反転でドマイナスになった(笑)
1日に高値から6,000円近く落として、さらに5,000円以上あげて終わるのだからすごい。
マイナスはマイナスだが、歴史に残る日に取引ができて満足。
■そしてどうする
貴重な経験は貴重な経験として大事だが、お金はもっと大事。このドマイナスの含み損、どうする。
昨日のロウソク足は(赤矢印)は、まあ珍しい形。
テクニカルアナリストの教科書的に言えば、下影陽線。
「一般には寄り付きから日中にかけて大きく売り叩かれたものの、引けにかけて大きく買い戻され、寄り付きを大きく上回って終わった結果を表しており、買い優勢を示唆する線だとされている」
とのことで、買い優勢を証拠付けるチャートである(通称「カラカサ」とも言う)。
しかし。
この線、「首吊り線」に見えなくもない。
「首吊り線」とは、その名の通り、首を吊った人間に見えることから、この呼名がついているが、その禍々しい名の通り、この線が出たにもかかわらず突っ込むと首を吊るほど負けるシグナルと言われる。
ただし、厳密にこの線は首吊り線ではない。
首吊り線の定義は、
「上昇トレンド中に窓を空け、高く上がったあとに付いた、長い下ヒゲのあるローソク足を指す」からだ。
昨日の線は、窓を空けていない。
それでも、東商原油のチャートだけでなく、WTI原油のチャートを見ると、こちらは日本の誇る酒田五法で言う「三空」が完成している。
"三空目(3つ目の窓)は売り方の踏み(損を承知で買い戻すこと)と遅ればせながらの買い方の成行買いとなれば、ここで大天井を打つという見方です。残るは買い方だけで、買い方同士のつぶし合いの場となるため、逆に売り向かった方が良いという相場戦術"
(出典:カブコム証券)
と言われるように、これまた売りのサイン。
大量の含み損を抱えるから、希望で目が曇っているのかもしれないが(笑)、ここで損切りするにはあまりに惜しい状態。
もう数年に一度の大敗してもいいや。
ここは強い精神力で引き続きショート。