2年以上、上昇を続けたユーロ豪ドルをショートへ(執筆者:ひろぴー)

米中貿易戦争問題や中国経済悪化からくる豪ドル安相場がながらくつづきましたが、欧州経済も疲弊をはじめております。

今年に入り、ドイツの製造業の指数は悪化の一途をたどり、低迷が続いております。
中国経済悪化だけの理由だけでは済まされなくなってきている状況です。
先月のECBでは市場予想に対して、ハト派な一面とタカ派な一面があり、理事たちはうまくコントロールしたのかと思われました。
しかしながら会見を聞いていると、理事たちの意見の食い違いもあり、ユーロをより緩和的に持っていくことが難しい現状に直面しているようです。

ECB理事会を終えた後日、各欧州の国々の経済指標は予想以上に悪化しているものが多かったです。
次回のECBでは、考えを改めた理事も増加するでしょう。さらなるユーロ安に向かう可能性が出てきました。

ユーロ円やユーロドルも良いのですが、久しぶりにユーロ豪ドルをご紹介したいと思います。
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週足です。
2年半もの間、上昇トレンドが続いておりました。その上昇幅は最大3000pipsでしょうか。
RCIは全て上方向に向いているのでポジションを作りにくいのですが、今月中旬に行われる米中会談で何かしら妥協案や合意が見いだせれば大きくリスクオンに傾くはずです。
最も上昇幅が大きくなるものは、豪ドルやNZだと思われます。
大統領選挙1年前からは米株式市場はあがりやすく、リスクオン方向に動きやすい癖が実は過去の歴史上あります。
また豪ドルも8月はよく下落するのですが、秋頃から12月にかけて上昇がしやすい特徴もあるのが一つです。

このチャートを御覧ください。2016年、2017年、2018年の11〜12月ごろは下落傾向に多くあることがおわかり頂けるでしょう。
上昇トレンドが続いたのにも関わらず、このアノマリーはよく出現している傾向があります。今回も確率の高い方にかけてみる価値はあると思いませんでしょうか?

今回のチャートのご紹介は直ちにショートトレードを仕掛けるというものではありませんが、そろそろ狙うタームに入りつつあるということを前提にお知らせ致しました。
またチャンス到来しましたら、当コラムを通してご紹介したいと思います。

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